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2024年2月14日 vol.584 【週刊MARUMERU】 パピルスは・・・

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パピルスは…

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1.  紙の話 その1

2.  日本のバレンタインデー文化

3. うるう年の語源

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今日は、バレンタインデーですね。
毎年、この時期になると、街のいたるところで、
さまざまな種類のチョコレートが
販売されています。ところで、
「女性から男性へチョコレートを贈る」
という風習は、日本独自の文化のようです。

 

欧米のバレンタインデーでは、
恋人や友だち、家族などがお互いに
プレゼントを贈り、感謝の気持ちと
愛を伝えるのが一般的だそうです。
国によってはチョコレートを贈る
風習もありますが、バレンタインカードや
花束がメインのプレゼントで、
チョコレートはあくまで添え物という
位置付けのようです。

 

では、なぜ日本のバレンタインデーでは、
こんなにもチョコレートの贈り物が
定番になったのでしょうか?
本文で取り上げてみようと思います。

 

それでは、今週も「まるメル」最新号をお届けいたします。

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【 1 紙の話 その1】

 

これまで、紙に関するさまざまな話題を
取り上げてきましたが、ここで
あらためて紙とはなにか?について
取り上げてみたいと思います。

 

紙は、私たちの生活の中で身近に目にする
新聞、雑誌、チラシ、トイレットペーパー、
ティッシュペーパー、化粧箱、カード類などに
使われている親しみのあるものです。
実際に使ってみて便利で有用だと
感じているものから、無意識に何気なく、
日常的に消費している紙などがあります。


紙は、薄いもの、破れやすく、燃えやすい、
水や雨に弱い、また、時間の経過や、
日光にさらされたりすると変色したり、
ボロボロになったりすることなど、
マイナスのイメージもあります。


そんな紙とは、いったいどのような
ものなのでしょうか。それでは、
紙について見てみましょう。

イメージ01

紙とは、「食物繊維その他の繊維を
膠着させて製造したもの」で、さらに、
広義には「素材として合成高分子物質を
用いて製造した合成紙のほか、
繊維状向き材料を配合した紙も含む」と
日本工業規格に定義づけされています。


狭義的に、一般的な紙についてもう少し
具体的にいえば、植物性単繊維
(セルロース繊維)を水に分散させ、
それを簀や網の上に均一な薄い層、
いわゆるシート状を形成するように流出させ、
からみ合って、さらに脱水したのちに、
乾燥したものであり、この工程の中で
薬品添加・塗布や加圧など種々の
処理・加工を行なって作られたものです。

 

なお、「ペーパー」(英語:Paper)など
欧米各国の紙の語源となった有名なパピルスは、
エジプトのナイル河畔に生育する
パピルス草(カミガヤツリ)と呼ばれる
葦に似た植物です。パピルス紙は、
紀元前3000~2500年頃、パピルス草の
茎の外皮をはぎ、芯を長い薄片として
縦横に並べて水をかけ、重しをかけて
強く圧搾し、表面を石・象牙などで
擦って、平滑にし、天日乾燥しシート状に
したものです。食物繊維を水に分散させ、
絡み合わせるという紙の作り方ではないため、
パピルス紙は、厳密にいえば紙ではありません。
いわゆる、今でいう不織布の一種といえるもので、
紙そのものではありません。

 

このようにパピルス紙は、
繊維分散液から作ったものではないため、
紙そのものではないため、真の紙の
発祥の地は中国となります。およそ
2100年前の全漢時代に大麻の繊維を
使ったものが紙の始まりで、その後、
紀元2世紀のはじめ(西暦105年)の
中国・後漢時代に、蔡倫という人物が
技術の改良を行い、今日の製紙技術の
基礎が確立されました。これにより
紙の改良者ないし製紙の普及者は、
蔡倫とされています。彼が製造した紙は
「蔡侯紙」と呼ばれ、原料として、
樹皮、麻、ぼろ布などを用い、
これらを石臼で砕き、それに陶土や
滑石粉などを混ぜて水の中に入れ、
簀の上で漉く方法を採用しましたが、
このやり方は原理的に、今日の紙漉き法、
1)皮を剥く(調木)、2)煮る(蒸解)、
3)叩く(叩解)、4)抄く(抄紙)、
5)乾かす(乾燥)とほとんど変わりません。

 

次回は、紙の機能や用途について
取り上げたいと思います。

 

※繊維とは、細かい糸状になっているものをいい、
その生成過程で分けると天然繊維と
化学繊維に大別されます。

 

天然繊維は、植物繊維と動物繊維に分けられ、
さらに植物繊維は、非木材繊維と木材繊維、
動物繊維は、絹繊維、絨毛繊維、その他などに
分けられます。化学繊維には、
再生繊維、半合成繊維、合成繊維、
無機質繊維などがあります。

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【 2 日本のバレンタインデー文化】

 

今では冬の定番イベントとして、
定着しているバレンタインデーですが、
「恋人たちの日」として祝われるように
なったのはいつからなのでしょうか。
まずは、「バレンタイン」の言葉の由来や、
起源についてご紹介します。

 

バレンタインの由来は、3世紀のローマにまで
さかのぼります。当時のローマ帝国皇帝・
クラウディウス2世は、愛する人を故郷に
残した兵士がいると指揮が下がるという理由で、
兵士たちの婚姻を禁止していました。
そんななか、政策に反対し、隠れて多くの
兵士たちを結婚させていたのが、
キリスト教司祭であるウァレンティヌスです。

 

彼の噂は、やがて皇帝の耳に入り、
怒った皇帝は、ウァレンティヌスに、
2度とそのようなことがないように、
またローマの宗教に改宗するようにと
命令しました。しかし、ウァレンティヌスは、
愛の尊さを説きその命令に従わなかったため、
西暦270年頃の2月14日に処刑されてしまいます。
後世の人々は、彼の勇気ある行動を讃え、
彼を愛の守護聖人「聖バレンタイン」
としてまつるようになりました。
そして彼が処刑された2月14日を
「Saint Valenteine’s Day
(=聖バレンタインの日)」と呼び、
お祈りをするようになりました。

 

聖バレンタインの記念日から
1000年以上が経過した14世紀以降、
2月14日は、恋人同士が贈り物を交換する
イベントとして定着していきました。
聖バレンタインを悼む宗教行事だった
バレンタインデーが、現在のように
「恋人たちの日」とされるようになった
理由には諸説あるようです。

 

もともと2月14日は、ローマ帝国の時代から、
家族と結婚の女神である「ユーノの祝日」と
されていた日。人々は、くじ引きにより、
翌日に行われる「ルペルカリア祭」で、
一緒に過ごす異性を決めていました。
この風習に聖バレンタイン伝説が
加わったことから、ローマにおいて
2月14日は、「愛の日」として
確立していったと言われています。

 

さて、冒頭でも触れましたが、日本の
バレンタインデーで、「チョコレート」の
お贈り物が定番になった理由とは。

イメージ04

 

日本にはじめて「バレンタイン」の
名が登場したのは、第二次世界大戦後
まもない1956年。「バレンタインセール」の
広告が新聞に掲載され始めました。
これはバレンタイン文化を日本に
取り入れて販売促進を行うという、
流通業界や製菓業界による試みだったため、
宗教的意味合いは薄かったようです。ただし、
バレンタインデーが日本で始まった頃から、
チョコレートが定番の贈り物だったわけでは
ありません。当初は、化粧品や衣服なども、
プレゼントの対象となっていました。


その後、日本でバレンタインデーが
盛んになったのは、昭和30年代の後半。
昭和40年代には、女性が男性にチョコレートを
贈るという、現在の日本型バレンタインデーの
様式が定着し始めました。ちなみに
「チョコレートを贈る」という形式の
始まりについては諸説あるようです。

 

一説によると、昭和10年に神戸の
モロゾフ製菓が、外国人向け英字新聞
「ザ・ジャパン・アドバイザー」で
「あなたのバレンタインにチョコレートを
贈りましょう」という広告コピーを
掲載したのが、バレンタインチョコの
始まりだとされています。また昭和33年には、
大田区の製菓会社メリーチョコレートカムパニーが、
キャンペーンを始めたことでも知られています。
バレンタインデーにチョコレートを贈る風習は、
小学校高学年~高校生の学生層に浸透して
広まったとされていて、1980年代後半には、
主婦層にも普及していきました。

 

日本では女性から男性にチョコレートを
贈るのが長く主流でしたが、
これはお菓子の販売促進を目的とした
商業的な背景からできた文化です。
海外ではそれぞれバレンタインデーの
文化が異なります。例えば、イギリスの
バレンタインでは、カップル同士が
カードやプレゼントを交換します。


いっぽう台湾のバレンタインは、
年に2回あるのが特徴。1回目は2月14日、
2回目は旧暦の七夕に設定されています。
どちらの日もプロポーズをする人が多いため、
高級ホテルのレストランは、カップルの
予約でいっぱいになるそうです。


また、戦後旧ソ連の支配下にあったため、
アメリカ文化の輸入に消極的だった
フィンランドの場合、バレンタインは「友情の日」
として親しまれているイベントだそうです。


アメリカのバレンタインでは、日本とは逆に
男性から女性へ贈り物をするのが一般的。
日本の義理チョコのような文化はなく、
恋人や夫婦、家族など、本命の相手に、
日頃の感謝と愛を伝えます。
定番のプレゼントは、メッセージを
記したカードと花束。男性はレストランなどを
予約し、女性をデートに誘います。当日は、
ディナーやお芝居を楽しみながら、
恋人や夫婦で過ごすようです。

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【 3  うるう年について】

 

2回に渡り、うるう年について
ご紹介していますが、今回はまず、
その語源についてご紹介します。

 

うるう年は、漢字では、「閏年」と書き、
「じゅんねん」とも読みます。
ちなみに、英語では、うるう年を
「leap year」または「intercalary year」、
そして、うるう年ではない「平年」を
「comon year」と呼びます。
暦の調整のために追加される日や月、
秒はそれぞれ「うるう日」「うるう月」
「うるう秒」であり、総称して
「うるう(閏)」と呼びます。

 

「閏年」は中国から入ってきた言葉で、
閏の漢字はもともと日本にはありませんでした。
漢字の閏の由来については諸説ありますが、
古くから中国では暦からはみ出した日は、
王が門の中に閉じこもって仕事を
しないという決まりがありました。
閏は、その字を見てもわかるように、
門の中に王がいることを表す漢字です。

 

そして、当時の日本人には、読めなかった
閏という字を「潤」の字に当てはめました。
潤は、日本にあった字で「うるう」や
「うるむ」と読むことから、閏年を
「うるう年」と読むようになったようです。
うるう年は、閏と潤の漢字が似ていたことに
由来する言葉とされています。

 

さて、2024年は、うるう年ですが、
21世紀のうるう年は、前回紹介したルールと
例外を適用すると、次のようになります。

 

2028年 2032年 2036年 2040年 2044年 
2048年 2052年 2056年 2060年 2064年 
2068年 2072年 2076年 2080年 2084年 
2088年 2092年 2096年

2100年は、100で割り切れますが、
400で割り切れないので平年となります。
私たちは、いつのうるう年までを
体験できるのでしょうか。

 

最後にご紹介するのは、うるう年の
2月29日に生まれた人の誕生日について。
この日に生まれた人は、4年に1度しか
誕生日が訪れないことになるのですが、
その扱いはどのようになるのでしょうか。
実際、この特別な日に生まれた人の誕生日は、
国や地域によっても異なるようです。

 

日本では、「年齢計算ニ関スル法律」
というものがあり、この法律に基づくと、
2月29日生まれの人は、毎年「2月28日24時」
にひとつ歳をとることになります。
つまり、うるう年の2月29日に生まれた人も、
他の人と同じように毎年年齢を重ねていくのですが、
その加齢のタイミングは2月28日の夜となります。
2月29日のうるう日に生まれた人々は、
4年に一度しか本当の誕生日を迎える
ことができませんが、それでも毎年、
歳を重ねることには変わりません。
日本では、2月29日生まれの方は
うるう年には「2月29日」を、
平年には「2月28日24時以降(3月1日)を
誕生日として祝うのが一般的だそうです。

 

今回は、うるう年について、いろいろと
ご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。

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【丸屋庄兵衛のひとりごと】
2月29日生まれの人は、
4年に一歳しか年取らないとして、
「うるう年齢何歳」とジョークでも流行ればいいのに。

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