┏━━━┓
┃\_/┃株式会社丸庄メールマガジン「まるメル」
┗━━━┛2023年10月25日 vol.569
——————————————————————————————
※こちらのメルマガは、過去に株式会社丸庄(以下弊社とする)
社員と名刺交換をさせて頂いた方を中心に配信しております。
情報として何かのお役に立てればと思っておりますので、
宜しくお願い致します。
*—————————————————————————————
相談できる印刷通販まるイロでは、SDGSに対応した
様々な紙をご利用いただけます。
その中でもよくお問合せをいただくのが「カミシェル」。
産業廃棄物である卵の殻を有効活用した収穫時に廃棄していた
バナナの茎を利用し雇用も創出したバナナペーパー。
少しでも環境問題を解決できるよう、
まるイロはこれからも環境に特化した印刷通販を目指します。
カミシェルについてはバナーからご覧いただけます。
■1000ポイントプレゼント中!まるイロ新規会員登録はこちら
■まるイロ御見積依頼はこちら
★━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
わしとうるしとおりがみ
★━━━━━━━━━━━━━━━………………………………………1. 人類は、いつからビールを飲んでいる? 中編
2. 縁日とは
3. 黒でも、白でも…
………………………………………━━━━━━━━━━━━━━━★
週刊メールマガジン「まるメル」では、
皆さまからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
→ tanaka@msmarusho.co.jp
━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━
毎月25日は、「天神の縁日」。
「天神」とは元々、天の神、
すなわち天変地異を支配する神のことで、
雷はその神威とされていました。
菅原道真が左遷された太宰府で
没した間も無く、京都で雷や
天変地異が頻発しました。人々は、
これを道真公のたたりであると恐れ、
天神と菅原道真が結びつけて
考えられるようになりました。
天神様の呼び名で親しまれる道真公は、
生前優れた学者であったことから、
学問の神様としても
祀られるようになりました。
菅原道真が生まれたのが6月25日、
太宰府に左遷されたのが1月25日、
亡くなったのが2月25日であったことから、
毎月25日が「天神の縁日」となっています。
それでは今週も、「まるメル」最新号をお届けいたします。
…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…━…
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【 1 人類は、いつからビールを飲んでいる? 中編】
前回は、古代から中世のビールの歴史に
ついてご紹介させていただきました。
今回は、ビールの語源や近代ビールの
誕生についてご紹介いたします。
ビールは古代バビロニアでは
シカリと呼ばれていました。
このシカリがヘブライ語では
シェケール(濃い酒)となり、
ギリシャ語ではシケラ(甘い酒)となります。
ホメロスの「イーリアス」には
キューケイオー(混ぜ粥)といものが
出てきますが、これは粥といっても
飲み物で、元来はビールではなかったのでは
ないかといわれています。ケルト人は
ローマ時代、フランス地方に住んでいましたが、
ローマ人は彼らの飲むビールをセルボワーズと
呼んでいました。これはスペイン語の
セルヴェーサ、ポルトガル語の
セルヴェージャと同じく、ラテン語の
ケルウィシア(ケレスのウィシア、生命力)に
由来します。ケルト人は、自分たちの言葉では
アルーとかエウルと呼んでいたようです。
これはエール同様「植物のしぼり汁」の
意味で、苦味や渋味をもつ植物を加えた
飲料をさしていたようです。ビールという
言葉は、ゲルマン語のベオレ、つまり
穀物からきたといわれています。
一説によると、これが現在の
ビールの語源と考えられています。
さて、近代以降のビールに決定的な
影響を及ぼしたのは、細菌学者の
パスツールだといわれています。
彼は、生物の自然発生説を否定し、
生物は生物からのみ発生することを
実験により証明しました。彼は、
その理論の延長から、葡萄酒の再発酵を
防止するために低温殺菌法を発明しています。
この方法は、パストリゼーションと呼ばれ、
この方法を採用することによりビールを
長期間変質しないでおくことが
可能となりました。さらにいえば、
カールスバーグ社・微生物部門の
ハンセンが、酵母の純粋培養法を
発明したのもパスツールの理論の
応用といえますし、消毒による
衛生環境の改善なども彼の殺菌という
考え方から導かれたものでした。
細菌から守り、安定した品質のビールを
長持ちさせることができるようになったのは、
パスツールのおかげといえます。
また、ビールの普及のうえでドイツの
技術者リンデも欠かすことができません。
現在、世界の主流である下面発酵ビールは、
低温でじっくり時間をかけて
発酵熟成させることが必要です。
リンデが発明したアンモニア冷凍機は、
初めて工業的に四季を通しての醸造を可能にし、
品質を向上させることに貢献しました。
なお、缶ビールについて、缶詰の原理は、
フランスの食品加工業者アペールに
よって考案され、缶ビールそのものの
アイデアは、1935年にアメリカで
生まれたといわれています。
日本にビールが入ってきたのは、
英米の船が来航してからのことです。
1860年、幕府の第一回遣米施設の一人、
玉虫左太夫は、初めてビールを飲んで、
「苦味ナレドモ口ヲ湿スニ足ル」と
記しています。それ以前、ペリーが
来航した1853年に、蘭方医川本幸民は、
蘭書の記載を見て、江戸の露月町の
私宅でビールを試醸したとされていて、
これが日本でのビール醸造の起源とされています。
明治3年には、アメリカ人コープランドが
横浜の山手居留地に「スプリング・バレー・
ブルワリー」を創設してビールの醸造を
開始し、主に居留外国人向けに販売しました。
1872年、大阪で渋谷庄三郎が日本人で
初めてビールの醸造・販売を本格的に開始、
翌年には、甲府で野口正章が、そして
1878年には、札幌で北海道開拓使麦酒醸造所が
創設され、中川清兵衛を中心に醸造を開始、
翌1879年には東京に出荷しています。
こうして日本のビール産業は、
黎明期を迎えることに。一時は、
100社前後のビール会社ができるほどで、
ザンギリ頭で代表される文明開花は
日本人の生活様式にも多くの変化を与え、
ハイカラ族はビールを好み、文明人
たらんとしたといわれています。
ただし、この時期は、国産ビールに
比べ舶来ビールが幅をきかせていました。
このお話は、もう少し続き、
次回は、日本におけるビール産業の
変遷についてご紹介しようと思います。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
【 2 縁日とは】
冒頭で毎月25日は、
「天神の縁日」とご紹介しました。
ところで、この「縁日」とは
どういったものなのでしょう。
現在は、神社でのお祭りや出店が
立ち並ぶことを指す場合が多いようですが、
本来の意味は、違ったものでした。
縁日とは、もともと仏教の言葉で、
仏教において、神仏の降誕、救済、
示現(※)などに、縁がある日をさしています。
神社やお寺ごとに、様々な縁日が決まっており、
参拝客が訪れる日です。有名な縁日だと、
京都・北野天満宮の「天神さん」や
京都・教王護国寺の「弘法市」、
東京・浅草浅草寺の
「四万六千日(ほおずき市)」
などがあります。
もともと「有縁の日」「結縁の日」
を略した言葉が「縁日」であり、
出店が出ている日のことを縁日と
いうわけではありません。
有縁の日とは、神仏がこの世に
縁(ゆかり)を持つ日のことで、
結縁の日は、神仏が世の人々を
救うために手を伸ばして、
特定の神仏と人が縁を結ぶことが
できる日のことをいいます。
つまり、もともと縁日とは、
神仏に縁のある日に、神社やお寺に
参詣することを意味しています。
縁日は、神仏の降誕や示現、
誓願の日など、神仏に縁がある日に
祭祀や供養などが行われ、この日に
特定のお寺や神社に参詣すれば、
特にご利益があると信じられています。
江戸時代になると縁日が盛んに
行われるようになり、多くの人々が
寺社を訪れて賑わうようになりました。
後にこうした参詣者目当ての
商人たちが市を立て、夜店や
見世物小屋なども出るようになり、
信仰を集めることの他に、庶民が
楽しめる場として変化します。
近代以降、縁日にお祭りが催される
ようになり、出店などが多く出て、
現代の出店がひしめくスタイルの
縁日となりました。
それぞれの自社に祀られている
神仏により、毎年や毎月など定期的に
縁日は開かれています。例えば、
毎年7月9日・10に行われる
東京・浅草浅草寺の「四万六千日の縁日」は、
「ほおずき市」の名前でも知られています。
この日は、100日分や1000日分などの
功徳が得られる特別な日=功徳日とされ、
参詣するだけで46000日分の功徳が
あるといわれていて、四万六千日の縁と
呼ばれています。この縁日に伴って
行われるほおずき市の屋台は、日本の
夏の風物詩として広く知られています。
他に主な縁日は次のようなものがります。
観音菩薩(毎月18日)
地蔵菩薩(毎月24日)
弘法大師(毎月21日)
不動明王(毎月28日)
薬師如来(毎月8日、12日)
鬼子母神(毎月8日、18日、28日)
大黒(甲子の日)
天神(毎月25日)
特に年や月の最初の縁日を
初○○と呼び、多くの人が訪れます。
さて、縁日とお祭り、どちらも
夜店などが並び、皆が集まって賑やかな
イベントという点では同じように
感じている人も多いかと思いますが、
縁日とお祭りは正確には違うものです。
縁日は神仏との縁のある日、有縁日や
結縁日に祭祀や供養を行うことで、
仏教用語からきています。一方、
お祭りは作物の収穫などへの感謝や、
祈り、神仏や祖先を慰霊するための
儀式のことをいいます。そのため
縁日が行われる場所は必ず神社やお寺です。
一方、お祭りを行う場所は、祈りを
捧げる儀式=祭事ができる場所や
そのお祭りごとに縁がある場所となります。
また、お祭りは、踊りや神輿、
山車など儀式に関するものがメインで、
華やかであるのが特徴です。なかには、
神社でお祭りを行うところもあるため、
縁日=お祭りと勘違いしやすいようです。
このように縁日とお祭りは、
目的が異なります。縁日もお祭りも、
集まった多くの人々を狙って屋台が
立ち並ぶようになっただけで、
屋台が並んでいることを縁日と呼ぶのは、
本来の目的からすると間違いとなります。
縁日は、神仏と縁を持つ日に参詣をすることで、
多くのご利益を得られる日だということが
わかりました。縁日の出店や雰囲気を
楽しむだけでなく、本当の意味を知って
訪れると、より深く縁日を楽しむことが
できるのではないでしょうか。
※示現
神仏が不思議な霊験をあらわすこと。奇跡。
仏教において、仏・菩薩が衆生救済のため、
いといろ姿を変えてこの世に現れること。
+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+
【 3 黒でも、白でも…】
ノートを使う時って、黒の鉛筆や
シャープペンシルで書いて、
マーカーなどで色分けして、
後で見た時に、わかりやすいように
工夫したりします。時々、
黒い紙を使用したノートで、
専用の白いペンで書くノートが
あったりしますが、印刷部の
メンバーが教えてくれたのは、
白でも黒でも書ける、
一風変わったノートでした。
「白と黒で書くノート」は、
コクヨ株式会社が販売するノートで、
コクヨデザインアワード2018(※)の
優秀賞受賞作品を商品化したものです。
灰色の紙に黒と白の文字を書く、
ノートとその書き方が提案された
「白と黒で書くノート」。
紙の色に対して暗い色の文字と
明るい色の文字は同時に読みにくい
という性質を利用することで
大切な部分を際立たせる
周辺情報を十分に記せる、
光と影を描けるなど、
ノートの新しい使い心地が
体験できます。
「BEYOND BOUNDARIES」をテーマにした
コクヨデザインアワード2018。
優秀賞を受賞した「白と黒で書くノート」では、
視覚の境界をテーマとした作品で明度の
コントラストを利用したノートの
新しい使い方が提案されていました。
Image:KOKUYO HP
ノートのサイズは、A5サイズを
ベースとしながらも定型ではない
特殊なサイズ。コクヨにとっても
これまで扱ったことのない、
初めてのサイズ。ノートを開いたときに、
パソコンのディスプレイでも採用される
アスペクト比16:10のサイズになるよう設定されています。
パソコンで検討した内容をノートに持ってきたり、
パソコンの手前にノートを置きながら
作業するなど、パソコンとノートを
行き来する使い方にも便利なサイズ。
製本は、綴じ具を使わず、
ページがフラットに開ける仕様のため、
一枚のキャンバスのように、
思考の流れを広げていく使い方に
適しているのだそうです。
商品化の段階で試行錯誤するなか、
単に白と黒を使い分けてまとめるだけでなく、
マインドマップのような図解や、
イラストをともなう使い方、
ノートの平面を自由にとらえながら、
白と黒を使ってアイデアを発散したり
まとめていく使用シーンが、
浮かび上がってきたそうです。
商品を見ていると、
さまざまなノートの使い方が
浮かんできそうな気がします。
興味のある方は、こちらへ
コクヨ公式ステーショナリーオンラインショップ
白と黒で書くノート
https://www.kokuyo-shop.jp/sc/ProductDetail.aspx?pcd=4589518671033
※コクヨデザインアワード
才能あるデザイナーの応援と共創を目的とする
プロダクトデザインの国際コンペティション。
世相を反映するテーマで作品を募集し、
受賞作品については受賞者とコクヨ商品開発者の
共創による製品化が検討されます。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:
【丸屋庄兵衛のひとりごと】
庄兵衛はあまりビールは飲まないんですが、
缶ビールを飲む時、グラスで飲むんですよね。
コップがない屋外なんかではそのままですが、
どういうわけか、コップに注ぎなおします。
なんでしょうかね?(笑)
:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:
■配信停止をご希望の方は、
下記のアドレスの件名に「配信停止」と明記してそのままご返信ください。
info@msmarusho.co.jp
■メルマガに関する意見・感想・質問・相談など
→ tanaka@msmarusho.co.jp
営業企画部 田中まで
■弊社取扱い商品に関するお問い合わせは
→ suzuki@msmarusho.co.jp
常務取締役 鈴木まで
★★★★★★★★´▽` バックナンバーはこちら ★★★★★★★★★★
★ こちらからバックナンバーもお楽しみ頂けます!
★ http://www.msmarusho.co.jp/mailmagazine/index.html
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘
株式会社丸庄
〒120-0034
東京都足立区千住4-16-12
TEL03-3881-2131 FAX03-3881-2150
URL http://www.msmarusho.co.jp
─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘─┘