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┃\_/┃株式会社丸庄メールマガジン「まるメル」
┗━━━┛2023年2月22日 vol.534
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※こちらのメルマガは、過去に株式会社丸庄(以下弊社とする)
社員と名刺交換をさせて頂いた方を中心に配信しております。
情報として何かのお役に立てればと思っておりますので、
宜しくお願い致します。
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紙様…
★━━━━━━━━━━━━━━━………………………………………1. 紙の神様
2. 化粧品のアップサイクル
3. 日本酒の種類
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週刊メールマガジン「まるメル」では、
皆さまからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
→ tanaka@msmarusho.co.jp
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本日、2月22日は、2が3つ並ぶことなどから、
さまざまな記念日に制定されています。
例えば、「猫の日」、
「ニ(2)ャンニ(2)ャンニ(2)ャン」
の語呂合わせにちなんで、
ペットフード工業会が記念日を制定しています。
世界的なところでは、
「世界友情の日」があります。
こちらは、ボーイスカウト、
ガールスカウト、それぞれの創始者である
ロバート・ベーデン=パウエル卿夫妻が
同じ誕生日だったことにちなんで、
ボーススカウト世界会議が記念日を制定しています。
まだまだ他にもたくさんあります。
調べてみるのもよいですが、
どんな記念日がありそうか、
考えてみるのもおもしろいかもしれません。
それでは今週も、週に一度のホッと一息「まるメル」を始めます。
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【 1 紙の神様】
福井県越前市にある
「岡太(おかもと)神社・大瀧(おおたき)神社」は、
日本で唯一、“紙の神様”を
おまつりする神社だそうです。
今でもこの地域は、「和紙のふるさと」
として知られ、和紙業者たちがその技を伝えています。
今回は、紙の神様の伝説と
岡太神社・大瀧神社についてご紹介します。
岡太神社・大瀧神社は、
大徳山という霊山の山上にある
「奥の院」と、山のふもとにある
「下宮」から成り立っています。
奥の院では岡太神社と大瀧神社が
それぞれの社殿を持っているのに対し、
下宮では両社の建物として
ひとつになっているのが特徴です。
もともと大瀧神社は、
「大瀧兒権現(おおたきちごだいごんげん)」
という神仏習合の霊場で、
白山信仰の本山である平泉寺の
松寺として隆盛をきわめ、
その別当寺として「大瀧寺」の境内に
「岡太神社」という紙の神様がまつられていたそうです。
歴史が古いのは、紙の神様を
おまつりする岡太神社で、次のような言い伝えが残っています。
今から1500年ほど前、越後五箇という
地区を流れる岡太川の上流に、
一人の美しい女性が現れ次のような
言葉を人々に伝えました。
「この村里は、谷間で田畑が少なく暮らしにくい場所ですね。
ですが、清らかな谷川と緑深い山々に恵まれていますから、
紙を漉いて生計を立てれば暮らしは楽になるでしょう。」
そして女性は村人に紙の漉き方を教えました。
村人たちはたいそう感謝し女性に名前を尋ねると、
「川上に住むものです」と答えたため
「川上御前(かわかみごぜん)」と
読んで崇めました。
川上御前は、万物を生み出し育てる水の神様ともいわれ、
子育ての神としても信仰されたそうです。
そんな川上御前をおまつりしたのが
岡太神社のはじまりです。
延喜式神名帳(926年)にも
式内社としてその名が登場しています。
大瀧神社の起源は、推古天皇の時代に
大伴連大瀧(おおとものむらじおおたき)が
神様の降臨を請う「勧請(かんじょう)」を
おこなったことが起源とされています
その後719年には、泰澄(たいちょう)という
僧侶が大徳山を開山し、ここに神仏集合の
修験道の道場を建て、川上御前を
守護神としておまつりしました。
この道場は「大瀧兒大権現」または
「小白山大明神(おしろやまだいみょうじん)」
などと呼ばれ、別当寺として
「大瀧寺」が作られました。
大瀧兒大権現は、当時すでにこの地の
産土神として信仰されていた川上御前を
守護神として迎え、主祭神に
国常立尊(くにとこたちのみこと)・
伊弉諾尊尊(いざなぎのみこと)をおまつりし、
十一面観音菩薩を大瀧寺の本地(※)としました。
こうして生まれた紙の神様が信仰を集めていった
背景には、紙の需要増がありました。
仏教の普及により写経用紙の需要が急増、
701年には大宝律令制度が始まり、
国は戸籍などの記録のため大量の紙を
必要とし、質の高い越前和紙は
重宝されたそうです。
ちなみに正倉院には、730年に越前和紙に
書かれた資料が保管されています。
この越前和紙の産業は、大瀧寺からの
保護を受けて「紙座(かみざ)」という
同業者組合を結成し発展していきました。
つまり、岡太神社は、紙祖神である
川上御前をまつる神社で、大瀧神社は
川上御前の御神威を受け紙業界の発展に
寄与した元々神仏習合の神社となります。
時代は進み明治になると、神仏分離令で
大瀧兒大権現は大瀧神社に改称。
それでも越前の和紙産業は衰えることなく、
大正時代には大蔵省印刷局抄紙部に
川上御前の分霊がまつられました。
岡太神社が、全国和紙業界の総鎮守と
いわれているのはこのためです。
日本で初めて「お札」を作ったのは福井藩、
現在のお札に用いられている「黒透かし」技術も、
越前和紙職人が開発したもの。
決してメジャーな神社ではなかった
岡太神社・大瀧神社が、
昨今密かに注目を集めています。
その理由のひとつが、他に類を見ない社殿建築。
江戸時代後期の1843年に再建された下宮の社殿は、
技術の限界に挑んだかのような精巧な作りが
迫力をはなち、国の重要文化財にも指定されています。
特に注目されているのが屋根の作りで、
世界的にも注目の建築物だそうです。
紙の神様をおまつりする岡太神社・大瀧神社。
和紙問屋からスタートし、紙が不可欠な
印刷を生業とする丸庄としては、
一度足を運んでみたい場所です。
※本地
神仏習合の考えで、神様の仏としての姿のこと。
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【 2 化粧品のアップサイクル】
まるメルでは、これまで
いくつかのアップサイクルの取り組みを
ご紹介してきました。今回、
ご紹介するのは、廃棄化粧品を
アップサイクルする取り組みです。
・ecosume ink(エコスメインキ)
昨年、凸版印刷は、コスメのアップサイクルに
取り組む株式会社モーンガータと
東洋インキと協業し、化粧品バルク
(個別の容器に充填する前の化粧品の中身のこと)を
再利用した印刷用インキおよび
顔料「ecosme ink」を開発しました。
凸版印刷は、多くの化粧品メーカー・
色材メーカーが研究・開発工程や、
品質を維持するためにやむを得ず市場に
出せなくなってしまった化粧品バルクが発生し、
廃棄物として処理されていることに着目。
さらに化粧品の空容器などのリサイクルは
進んでいるものの、化粧品バルクの再利用は
限定的だったため、廃棄される化粧品バルクを
インキの色材として再利用し、
インキとして印刷物の製造に活用する
取り組む方法を構築しました。
同社は、化粧品メーカーの不要となった
バルクを株式会社モーンガータから調達し、
東洋インキに委託し製造したecosme inkを
用いて販促物・資材などを制作し、
化粧品メーカーに販売します。
ecosme inkは、化粧品の持つアイシャドウや
ファンデーションなどのパウダー化粧品原料を
再利用し、ラメ感やパール感により従来のインキにはない
独特な加飾表現が可能だそうです
ecosme inkを使用した印刷パッケージ
・magic water
「実用性と美を両立したモノとサービスを
提供することで、エコノミーとエコロジーに
おけるサステナビリティをもたらす。」を理念とする
株式会社モーンガータが提供するmagic water。
さまざまな思いで購入した、
お気に入りのアイシャドウ、チーク。
いろいろな理由で使い切らずに
終わったカラーコスメ。
そんなお手持ちの使わなくなった
粉末状コスメを簡単に絵具へと
大変身させるのが不思議な液体magic water。
同社が独自に開発したもので、
アクリル絵具系の工業用成分は
含有しておらず、界面活性剤フリーかつ、
化粧品グレードの成分のみで構成されています。
本品を用いて化粧品を絵具かした場合、
一般水彩絵の具よりも速乾性などに
おいて優れた特性が付与できるそうです。
・COSME no IPPO
「役目を終えたカラーコスメに
新たな価値を。」で展開される
COSME no IPPOは、使いきれなかった
アイシャドウやリップをカラフルな
クレヨン(Helloyon)に生まれ
変わらせるプロジェクト。
役目を終えたカラーコスメから生まれた
エシカルなクレヨンは、唯一無二の
カラーが特徴。約12cmのクレヨンで
自由にアートが楽しめます。
COSME no IPPOのホームページ、
公式Instagramでは、役目を終えた
カラーコスメの回収を行なっています。
リアルな場での回収、その他最新情報は
式Instagramで発信されています。
COSME no IPPO公式Instagram
https://i.r.cbz.jp/cc/pl/budm6963/l6atbwgjw3jp/o9gz8nnt/
Helloyon(ハロヨン)販売ページ
https://i.r.cbz.jp/cc/pl/budm6963/v0dhnra7jmqw/o9gz8nnt/
役目を終えた化粧品を生かした
絵の具やクレヨン。
化粧品独特の唯一無のカラーが魅力ですね。
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【 3 日本酒の種類】
営業部のメンバーのひとりが、
最近、日本酒に興味があるようです。
私は、お酒は飲みますが、
日本酒はあまり飲むことがありません。
純米、大吟醸など、言葉の意味も
よく知らないので少し調べてみることにしました。
日本酒は、醸造アルコールの
使用割合で大きくふたつに分類して
考えことができるそうです。
・純米酒(じゅんまいしゅ)
水と米と米麹だけでつくった清酒。
シンプルな原料でつくられているので、
お米の旨味や風味をしっかりと
味わうことができます。
・本醸造酒(ほんじょうぞうしゅ)
純米酒の原料である水、米、米麹に加え、
醸造アルコールが使用されている清酒。
醸造アルコールとは、主にサトウキビを
原料として発酵させた純度の高い
アルコールのこと。白米の精米歩合や、
使用できる醸造アルコールの量が
細かく定められています。
無味無臭なので、さらりとした
クリアな酒質の日本酒になります。
ここでひとつ疑問ですが、
「清酒」とは、なんなのでしょうか?
清酒は、日本酒のジャンルのひとつ。
1953年に改正された「酒税法」によると、
清酒とは「原料に米を使い、
必ず“こす”工程があり、
アルコール度数22度未満の酒」と
定められています。こす工程のない
「どぶろく」や、塩や副原料などが
添付されている「料理酒」などは、
清酒にはふくまれません。
また、2015年の国税庁による
日本酒の地理的表示の定義では、
「原料の米に国内産米のみを使い、
かつ、日本国内で製造された清酒が
「日本酒」を独占的に名乗ることができる」
とも定義されています。
次に日本酒に関する
話題でよく耳にする
「精米歩合(せいまいぶあい)」
という言葉について。
精米歩合とは、原料である
お米を削った割合のこと。
削れば削るほど雑味がなくなります。
精米歩合60%と表記されている場合、
40%を削って、残りの60%を原料として
使用しているという意味になります。
数値が低くなるほど、多くの部分が
削られているということ。
低ければ低いほど、
雑味のない香りの強いお酒になるそうです。
さて、日本酒をつくるために
必要なのがデンプン質。これは、
お米の中心部分に集中しています。
周りを囲むお米の表面部分には
タンパク質や脂質など、
重要な栄養素がたっぷりあるのですが、
日本酒づくりでは、これらの
栄養素が多すぎてしまうと雑味が残り、
お酒の香りが薄くなってしまいます。
日本酒の雑味の原因となる成分を削るのが、
お米を精米する(削る)理由となります。
醸造アルコールが使われているか
使われていないかで、純米酒と
本醸造酒の2種類にわけることの
できる日本酒ですが、精米歩合によって、
さらに4種類ずつ、合計8種類に
分類することができます。
1 純米大吟醸
使用原料=米、米麹 精米歩合=50%以下
極限まで磨かれたお米が使用されていて、
お米の甘さをしっかりと感じるやさしい飲み口。
2 純米吟醸
使用原料=米、米麹 精米歩合=60%以下
純米吟醸ならではの、華やかな香りと
芳醇な味わいを楽しむことができます。
3 特別純米
使用原料=米、米麹
精米歩合=60%以下または特別な製造方法
洗練された華やかさで、米の旨味や
風味を強く感じることができます。
4 純米酒
使用原料=米、米麹 精米歩合=規定なし
精米歩合は、60~70%のものが多く、
腰の強さが特徴で、お燗にあう種類が豊富。
5 大吟醸
使用原料=米、米麹、醸造アルコール
精米歩合=50%以下
原料に使用している醸造アルコールに
香りを引き立てる効果があるので、
同じ精米歩合の純米大吟醸よりも
すっきりとした香りの高さが楽しめます。
6 吟醸
使用原料=米、米麹、醸造アルコール
精米歩合=60%以下
フルーティーでなめらかな口当たり。
醸造アルコールの使用量は、
大吟醸と同じく少なめ。
7 特別本醸造
使用原料=米、米麹、醸造アルコール
精米歩合=60%以下または特別な製造方法
味わいを軽くし、香りを生み出すという
受贈アルコールの特性を生かし、
個性的な本醸造酒をつくる酒蔵が多い。
8 本醸造
使用原料=米、米麹、醸造アルコール
精米歩合=70%以下
醸造アルコールの使用量が、使用する
白米重量の10%を超えないように
決められているのが特徴。常温、
熱燗、冷酒など、さまざまな
飲み方が楽しめます。
吟醸より大吟醸のほうが精米歩合の
数値が低いことがわかります。
手間がかかっている分、大吟醸のほうが
より雑味のないすっきりとした味わいとなります。
特別純米酒と特別本醸造種では、
精米歩合が60%以下、または
特別な製造方法とあります。
この特別には、細かなルールや
規定はなく、名酒造がこだわりをもって
つくった日本酒のことをいいます。
特別純米酒は、純米酒よりも
米の風合いが強く、特別本醸造酒は
本醸造酒よりも引き締まった
味のものが多いようです。
同じ蔵でつくられている純米酒や本醸造酒と比べて、
なぜこの日本酒が特別であるかわかるように、
それらと異なる原料や製造方法を
記載しなくてはなりません。
8種類の日本酒の特徴を押さえ、
それぞれ飲み比べてみるのは、いかがでしょうか。
飲み過ぎにはお気をつけください。
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【丸屋庄兵衛のひとりごと】
庄兵衛も紙の神様をおまつりする
岡太神社・大瀧神社には、
一度お参りしなくてはいけませんね。
お正月でさえ、会社として西新井大師に行くぐらいで
個人的には初詣をしない庄兵衛はバチが当たるかもしれませんね(笑)
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