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┃\_/┃株式会社丸庄メールマガジン「まるメル」
┗━━━┛2022年12月21日 vol.525
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※こちらのメルマガは、過去に株式会社丸庄(以下弊社とする)
社員と名刺交換をさせて頂いた方を中心に配信しております。
情報として何かのお役に立てればと思っておりますので、
宜しくお願い致します。
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もみがらをアップサイクル?
★━━━━━━━━━━━━━━━………………………………………1. 廃棄される「もみがら」を活用した紙の新素材
2. 紙幣の紙とは
3. デジタル教科書 その2
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週刊メールマガジン「まるメル」では、
皆さまからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
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2022年も残すところ、
10日となりました。
年頭には、
今年はアフターコロナの
年にと願っておりましたが、
第8波の到来により、
今冬はインフルエンザとの
同時流行も懸念されています。
また、秋頃から各種食品、
電気、ガス料金の値上げなど、
家計を取り巻く状況には厳しいものがあります。
さて、そんな2022年は、
皆さまにとって、どのような
一年でしたでしょうか。
それでは、今週も「まるメル」をお届けいたします。
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【 1 廃棄される「もみがら」を活用した紙の新素材】
以前、食べられなくなった
お米で作った紙素材「kome-kami(コメカミ)」を
まるメルで取り上げたことがあります。
そのkome-kamiを開発した
株式会社ペーパルが、今年9月
廃棄される「もみがら」を活用してできた
新素材「momi-kami(モミカミ) コートボール紙」
の開発・量産に成功したことを発表しました。
Image:Food Loss Paper HP
日本だけで年間約200万トン、
世界中では年間約1億トン以上も
排出されている「もみがら」ですが、
その多くが廃棄物として処分されています。
そんな「もみがら」をアップサイクル
した紙がmomi-kami。ペーパルでは
「もみがら」をパルプに配合することにより、
地球環境に配慮した循環型社会の実現に
貢献することを目指しています。
また、素材の売上の1%を
フードバンクに寄付することで、
フードロス問題の解決も
目標としています。
日本には、古くから紙に
お米を使う文化がありました。
特に、江戸時代には多種多様な
米入りの紙が生まれ、再生紙に
お米を入れることで白くしたり、
筆のにじみ防止のために
使われたりもしていたようです。
ただ「もみがら」は、
これまでは硬く紙には
不向きだったためか、
活用されていませんでした。
今回、特殊な加工を加えることで
紙への活用が実現したそうです。
お米の「もみがら」は、世界中では
年間約1億トン以上も排出されていますが、
焼却時に発生する煙や悪臭のため、
焼却処分が禁止されている地域も多く、
近年多様な活用法が提案されていますが、
多くが一般廃棄物として廃棄されています。
この問題に対して、米の卸・販売業を
全国に展開する幸南食料株式会社から
ペーパルへ有効活用に関する問題提起があり、
開発プロジェクトが立ち上がったという
経緯があります。
幸南食料から「もみがら」の
提供や品質の助言などの支援を受け、
ペーパルでは研究開発を進めました。
パッケージとして広く普及させるには、
印刷や加工のしやすいコートボール紙
相当の品質を実現できる必要があるとの
意見を得て、開発目標として設定。
「もみがら」特有の硬さや軽さから
開発が難航したそうですが、
約10カ月にわたり試行錯誤を重ね、
最適な手法を編み出すことに成功。
さらに表面に「もみがら」が
露出しないように製造することで
印刷性や加工性を損なわない品質を実現、
momi-kami コートボール紙の
開発・量産化に成功しました。
momi-kami コートボール紙は、
「もみがら」が紙の表面に
出ないようにすることにより、
通常のパッケージに使われる紙から
印刷性や加工性を損なうことなく、
「もみがら」を活用することができました。
厚みと強度のあるコートボール紙相当の
素材を実現できたため、
パッケージやスリーブなどへの活用に
最適なものとなっているそうです。
主な特長は次の通り
・「もみがら」をパルプに配合しつつも
印刷や加工がしやすい素材を実現
・フードバンクに売上の1%を寄付し、
副露ロス問題の解決に貢献
・SDGsが提唱する「持続可能な開発目標」の
11、12、13、14のゴール達成に寄与
Momi-kamiは、使ってもらった後は
古紙として循環されるため、
再生紙として生まれ変わります。
というようにmomi-kamiは循環型社会を示現、
SDGsに貢献していくそうです。
Momi-kamiが目指す循環型社会
その後、10月1日より、幸南食料の
「お茶碗がいらない一膳お粥」
シリーズの紙パッケージに活用、
プラスチック素材の削減と「もみがら」の
廃棄問題解決への貢献がスタートしています。
今後の展開としては、その他の商品への
紙パッケージへの展開を拡大していくなど、
広く普及させることで「もみがら」の
アップサイクル量の拡大を目指していくとのこと。
さらに、ペーパルは廃棄物を
活用した紙素材を開発し、
売上の一部をフードバンクに
還元するフードロスペーパー事業を
今後も継続していくそうです。
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【 2 紙幣の紙とは】
紙についてご紹介する今回は、
お札に使われる「紙」を取り上げます。
お札には偽造防止のために
精巧な印刷がされていますが、
印刷や用紙などの詳細は、
機密事項として公開されていないため、
詳しくはわかりません。
しかし、紙幣の印刷原版へは
彫りの名人と称される人が、
制度100分の1ミリの精密さの
技で行われており、印刷は凹版と
ドライオフセットの組み合わせからなる
多色刷りで、インキの色数は
15色にも及ぶとされています。
いわば紙幣には、最高品質の印刷が施されています。
さらに、紙幣は、薄いながらも
幾度となく人の手から手へと渡り、
曲げられ、折られ、畳まれ、また伸ばされて
店頭などで使われ、自動販売機や
銀行の現金自動預け払い機などの
機械に入れられて使用されます。
このようにさまざまな扱いを受けた時に、
容易にちぎれてしまったり、破れたり、
皺だらけになったり、印刷がはげたりしては
使い物になりません。また、退色したり、
ボロボロになったりしては
大きな混乱や騒動をまねきかねません。
そうならないためにしっかりとして丈夫で、
長く耐久性のあるものでなければなりません。
このような条件を満たすことが
「紙幣」の紙には必要となります。
言い換えれば、「紙幣」は印刷のみならず、
紙も、そこに施される偽造防止も、
信用のある最高品質でなければなりません。
実際に「紙幣」は、すべての点で
超一級品であるといえます。
そのことは「紙」に貴重な品物、
大切な財宝、宝物・財宝や
神に奉る物の意を持つ「弊」を使い
「紙幣」としたり、丁寧な気持ちや、
尊敬・親愛を表して「お札」と
「お(御)」をつけて呼んだり
することで言い表されています。
このように薄くても精巧な印刷ができ、
かつ過酷な使用に耐えるのは、
天然素材からできている「紙」
だからこそできるといえます。
プラスチックフィルム、合成紙や
その他多くの薄物素材がありますが、
「紙」には及ばず、印刷を例にとると
紙には平版、凸版、凹版、孔版など
すべての版式の印刷ができ、
その出来栄えはどれにも劣らない立派なものとなります。※1
それでは、お札に使われる紙幣用紙とは
どのような紙なのでしょうか。
「紙パルプ事典(紙パルプ技術協会編)」
には、紙幣用紙と同類の用語として
「銀行券用紙」として説明されています。
銀行券用紙とは、「銀行券あるいは
紙幣の製造に用いられる紙のことで、
主に靭皮繊維が使用され、我が国では
ミツマタが多く使われる。強靭性、
耐久性があり、偽造防止処置が
施されている」と解説されています。
また、日本工業規格(JIS)の紙・板紙及びパルプ用語に、
銀行用紙は、「耐久性のある証券用紙及び安全紙で、
多色印刷ができ、取り扱い及び折畳みに対する耐久性が優れているもの」
と説明されています。
証券証紙とは、
「銀行券、株券、証券などに用いられる耐久性が優れた紙」とあり、
さらに安全紙は「偽造及び変造をあばくために、
偽造防止特性を付与した紙」とあります。
なお、「日本銀行券」とは、
日本銀行が発行する紙幣の正式名称です。
日本銀行券、すなわち紙幣に用いられる紙は、
我が国を代表するものですから視覚的にも
紙面はきめ細かく、落ち着いた光沢を持ち、
地肌の色は淡い黄色を帯びた自然色で、
上品で優雅で、美しく、しかも
退色しにくくしてあり、その色合いは長く保たれています。
また、手触りも真偽判別の
有効な手段となるため、
重要なポイントであり、
その手肉・感触や風合いは、
和風のしなやかで温かみが
あるうえにしっかりとしています。
さらに長年の取り扱いに耐える強さが
必要であり、ボロボロになりやすい
酸性紙ではなく中性紙とし、
繊維の短い木材パルプではなく、
長繊維の原料が使われます。そこに
精巧な印刷への適性などを織り込み、
紙幣用紙として特別に製造された
専用紙が用いられます。
その紙幣用紙には、わが国の
独自性を出すために日本特産である
「三椏(みつまた)」の樹皮にある
靭皮繊維を主原料として
「アバカ(マニラ麻)」の葉から採る葉脈繊維などが
補助原料として使われています。
これらは繊維が長く、紙の強度を
強く強靭にし、丈夫で耐久性を
高めるとともに、独自の風合いを与えます。
紙幣をはじくと、パチンと硬い音がしますが、
この手肉・腰が、持ったり触った時の感触や、
自動販売機や両替機、AIMなどの機械で
識別するための技であるとされています。
我が国の紙幣は4種類ありますが、
すべての原料にアバカパルプ(マニラ麻)が
含まれているようですが、偽造防止のため、
その比率・配合などは極秘とされています。
さらに偽造防止対策のひとつとして、
抄紙の段階で透かしを入れる、
抄き入れがしてあります。
ここで紙幣用紙の原料について、
少し説明しておきます。
「三椏」は、ジンチョウゲ科ミツマタ属の
落葉低木で、現在は日本特産の植物です。
栽培が容易で耐久力に富み、栽培地としては
関東以西の温暖な地が敵地であり、
中国・四国地方の山間部で多く栽培されています。
繊維は「楮(こうぞ)」よりは細かく短いが、
柔軟で光沢があり優美できめ細かい
地肌をつくります。また、
皺になりにくく虫もつきにくう、
平滑で印刷適正に優れた和紙ができ、
日本銀行券(紙幣)に使用されていますが、
この他に証券用紙、金糸銀糸用紙、金箔合紙、
かな用書道用紙、美術工芸紙などの
高級で重要な用途に用いられています。
「アバカ」は、原産地であるフィリピンでは
マニラ麻のことを「アバカ」といいます。
インドネシアなどの東南アジア熱帯や
中米でも栽培されている高さ2~6メートルの
バショウ科の多年草。繊維作物として
栽培されますが、葉柄の繊維は良質で、
特に天然繊維の中で最も強靭で弾力のある
硬質繊維で、海水および淡水に強く
比重が小さいため、軽く水に浮き、
しかも手触りがよく絞りやすいために
船舶用ロープ、漁網や敷物などに多く利用されていました。
しかし、合成繊維に押され、
これらへの需要が大幅に減り、
製紙用へと用途が変わり、我が国では、
現在は紙幣のほかに、紙業科でも
和紙などの補助原料として輸入されています。
お手元にお札がありましたら、
触ったり、透かしたり、直視したり、
角度を変えてみたりしてみてください。
拡大鏡で見るのも面白いと思います。
紙幣の用紙や印刷、偽造防止の方策、
その技術の粋を堪能することができます。
2024年には、20年ぶりに新紙幣が
発行されます。新たに登場する紙幣と
見比べてみるのもよいかもいしれません。
そこには、さまざまな最新の技術が
いくつも採用されていると思われます。
※1 紙への印刷について
印刷では、紙などの被印刷物の表面に
印刷インキをきれいに付着させ、
付着インキが容易に取れない状態に
することが必要となります。
インキが印刷面から取れないように
固着するには、被印刷物表面に凹凸や
空隙(毛細管)があって、そこにインキが
入り乾燥後固まる、いわゆる機械的・物理的に
固着するか、被印刷物とインキ皮膜との間に
分子間牽引力、例えば、水素結合などの
結合力が働いて付着することが必要です。
その点で、紙はセルロース繊維を
基本として構成されており、
分子内には親水性の水酸基ばかりでなく、
油性のインキと親和性の強い親油性のある
基であるメチリジン基を多数持っています。
また、紙は繊維と繊維が絡み合い、
結合して紙層を形成していますが、
絡み合った繊維の間には微細な
間隙があり、多孔構造となっています。
この親水性、かつ親油性で、さらに
多孔質構造を持つことが紙の最大の特徴。
これにより、例えば紙に鉛筆で書いたり、
ペンで水性インクをつけて筆記できたり、
オフセット印刷のように湿し水を使い、
油性の印刷インキで印刷ができ、
しかもインキが取れないように
定着させることができるわけです。
そのため紙は、すべての版式の印刷に対応でき、
お札のように精巧できれいな印刷ができるのです。
対して、プラスチックフィルム、合成紙や金属、
陶磁器、ガラスなどの素材には、
このような全て揃った性質はなく、
特定の印刷方式でしか印刷ができません。
しかし、紙にもいろいろな種類があります。
それぞれの用途、機能に合うように、
原料や製造方法などを選ばなければなりません。
そこで紙幣には、紙幣用の専用紙が必要となります。
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【 3 デジタル教科書 その2】
前回、デジタル教科書がどのようなものか、
デジタル教科書のメリットなどについてご紹介しました。
今回は、デジタル教科書のデメリットや
その普及率、今後についてなどを
簡単にご紹介していきます。
まずは、デジタル教科書の
デメリットとされている面ですが、
次のような点が挙げられます
・端末の画面に集中しすぎてしまう
・目が疲れる、視力低下の誘因にならないかといった不安
・セキュリティ管理等の問題
・壊れた場合の対応
・お金がかかる
さて、文部科学省による実証研究報告では
基本的にデジタル教科書による
大きなデメリットはないとしているものの
次のような意見があるようです。
「デジタル教科書を使った授業では
どうしても手元の画面のほうに
子どもの集中がいってしまう、
他の人の考えを聞くときや教師に
注目してほしい時には切り替えが大事」
「良い姿勢で画面から30cm以上離すことが
できなかった子どもに関しては、
特に目が疲れやすい、疲れたと感じる
子どもが一定数いる」
幼児期からスマホやタブレットを
見ている子どもたちは、
家庭でも端末に触れており、
授業でも使用することで、
視力低下などに悪い影響がないか、
といった不安点に触れています。
また、デメリットとは少し違いますが、
デジタル教科書をどう活用するか、
教える側のスキルや工夫によっても
当初は大きな差がでそうです。
先生への指導やサポート体制がしっかり
整うかどうかも課題のひとつと言えます。
デジタル教科書の実証研究報告書には、
次のような意見も紹介されています。
「今後、大学入試が紙ではなくコンピュータに
よるもの、いわゆるCBT化することを
前提に考えると、デジタル環境に慣れておくべき」
センター試験から共通テストに変わり、
いずれ大学入試がコンピュータで行われる
CBT化される方向に進んでいます。
入試もコンピュータで行うのであれば、
義務教育からデジタル環境に慣れ、
中学高校では一部のテストは
コンピュータで行うなど、本番に
慣れておくほうがよいだろう
という意見にはうなずけます。
現在、「デジタル教科書の
利用は授業の2分の1まで」と
制限があるのですがこの制約を
撤廃する方向で進んでいます。
さまざまな面から考えると
デジタル教科書導入の必要性が感じられます。
さて、前回、
「紙の教科書は無償で提供されるが、
デジタル教科書にはお金がかかる」とご紹介しました。
なかなか魅力的に見える
デジタル教科書ですが、実は現時点では
「有償」つまり購入しなくてはならないのです。
東京書籍の料金表で簡単に計算すると、
小学4年性で子ども用の
デジタル教科書ライセンスを
購入すると約4,000円となります。
子ども用のデジタル教科書単位の
金額は紙の教科書とほとんど違いはありません。
とはいえ、原則として紙の教科書と
併用しなくてはならない今は、
無償の紙の教科書+ほぼ同額のデジタル教科書代が
必要となります。デジタル教科書を
導入している学校では主に自治体、
私立であれば保護者負担の部分もあるでしょう。
さらに、教師、学校側もデジタル教科書の
ライセンスが必要となります。
指導者用では、たとえば1年性の国語のみで
76,000円、WEB配信は1年契約で
20,000円ですから、全教科を
揃えるとなると大きな金額になります。
国の補助や配布があるとは思いますが、
これを全国に広げるとなると
なかなか大変なのではないでしょうか。
文部科学省では以下のように
デジタル教科書について解説しています。
○学習者用デジタル教科書は無償給与の対象外
○学習者用デジタル教科書を使用するかどうかは学校判断
[購入に関わる費用は市町村教育委員会等が負担]
現実的にすべての公立小学校・中学校に
デジタル教科書が行き渡るまでには、
それなりの時間がかかるのではないでしょうか。
実際、紙の教科書305点発行のうち、
小学校では287点がデジタル教科書化されているのに
実際に学習者用(子ども用)デジタル教科書を
導入している小学校は10%にも届きません。
※2020年3月1日現在
指導者用(先生・学校)デジタル教科書は
かなり普及しているのですが
生徒ひとりひとりにデジタル教科書を
実際に使用しているところは
ごくわずかだそうです。
デジタル教科書は「端末ありき」のため、
子どもひとりに1台の端末をという
GIGAスクール構想が完全に浸透しない限りは、
結局、デジタル教科書は普及しないというわけです。
指導者用(先生・学校用)の
デジタル教科書はかなり普及しています。
デジタル教科書は6割普及している
というような記事を見かけますが、
これは指導者用のデジタル教科書であって
子どもひとりひとりの
「学習者用デジタル教科書」の普及率ではありません。
紙の教科書とデジタル教科書は内容が同じです。
指導者用のデジタル教科書は電子黒板などに
拡大して映せるので、子どもたちに
解説しやすいメリットがあります。
そこで先生用のデジタル教科書のほうが
先に普及したのではないでしょうか。
コロナ禍により前倒しとなり
スピードアップするGIGAスクール構想。
2021年には多くの自治体で
何らかのかたちで端末が児童に
配布されることとなりました
端末があって初めて活用できるデジタル教科書。
反対に端末があっても、授業の基本である
教科書が使えなければ学習への活用も進みません。
政府はデジタル教科書100%導入を
教科書改訂の時期にあわせ、
2024~2025年としています。
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=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:=:
【丸屋庄兵衛のひとりごと】
そうですね、デジタル教科書で、わからない漢字をタップして、
読み方や書き順、意味なんかがすぐ分かるようになれば最高ですね。
庄兵衛なんかはそうなると本当に助かります。
でも教科書の本旨からいっても無理ですね(笑)
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