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┃\_/┃株式会社丸庄メールマガジン「まるメル」
┗━━━┛2022年12月7日 vol.523
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※こちらのメルマガは、過去に株式会社丸庄(以下弊社とする)
社員と名刺交換をさせて頂いた方を中心に配信しております。
情報として何かのお役に立てればと思っておりますので、
宜しくお願い致します。
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生まれ変わり…
★━━━━━━━━━━━━━━━………………………………………1. 本だったノート
2. 飲む森林浴?
3. くずし字OCR
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週刊メールマガジン「まるメル」では、
皆さまからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
→ tanaka@msmarusho.co.jp
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2022年は、本日、12月7日が
大雪(たいせつ)です。
季節の変わり目を表す
二十四季節のひとつで、定気法にて
太陽黄経225度のときと定義
例年12月初旬ごろ、
特に日本海側では北風が強く吹いて
雪が激しく降り始めることから
その名がついています。
また、雪はそこまで降らなくても
例年大雪を過ぎた辺りから気温が
一気に下がり出す傾向にあることから、
各地スキー場などの積雪情報が
盛んに更新され始める
ひとつの目安となっています。
冬の寒さもこれからが
本番というところでしょうか。
皆さま、お体にお気をつけてお過ごしください。
それでは、今週も「まるメル」をお届けいたします。
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【 1 本だったノート】
2022年8月より販売がスタートした、
下記画像のノートは、
古紙回収にまわるはずだった
本から生まれたノートです。
Image : VALUE BOOKS HP
オンラインを中心として、
全国から本の買取・販売を手がける
株式会社バリューブックス。
1日に20,000冊もの本が全国から
届くもののそのうちの半分、
10,000冊は買い取ることができずに
古紙回収へと回っているそうです。
インターネットの市場で値がつかないものは、
古紙となり再生紙に生まれ変わる…
それは、ひとつの循環ではあるのですが、
「なにか自分たちにもできることはないだろうか」
そんな思いが募り「本だったノート」が
誕生することになったそうです
本だったノートには、
文字のかけらが残っていることがあり、
廃インクで刷り上げることで、
世界にひとつのノートとなります。
ノートの原材料となる紙、元は
本だった紙は多くの文庫本からできていて
「本だった頃の記憶が残った活字」が
混ざっていることがあるそうです。
その文字のかけらは、ノートとしての
利便性だけを考えると不要であり、
むしろ邪魔な存在ですが、
本だったことに思いを馳せながら、
使っていただけたら幸いとのこと。
また、印刷に使用されるインキは、
もともと捨てられる予定だった
「廃インキ」を利用しているそうです。
さらに印刷もできる限りインキを
無駄使いしないことに加え、
偶然性を意識した手法を採用。
従来の印刷では、濃度を合わせて
本番の印刷をしますが、
その濃度調整(テスト印刷)を
一切しないことで、一枚ごとに濃度の
変化が生まれ、意図しない自然な
グラデーションが生まれるのだとか。
テスト印刷が不要になるため、
無駄な調整用紙が出ることも
さけることができるそうです。
本だったノートの原材料は、
再生紙のため一般に流通している
ノートよりは耐久性が低く、
よれやすいなど、使い勝手がよくない
部分もあるそうですが、文字のカケラ、
廃インキのグラデーションといった
1冊1冊がちがう特徴を持った
世界にひとつのノートであり、
それらを個性として愛着を持って
使っていただけたらとの思いがあるそうです。
「本だったノート」の製品化には、
クラウドファンディングによる、
多くの方からの支援もあったそうです。
「本だったノート」は、バリューブックスの
自社サイト、各社ECサイト、
全国の一部書店で購入が可能とのこと。
興味のある方、欲しいという方はこちらへ
バリューブックス販売リンク
https://i.r.cbz.jp/cc/pl/budm6963/pzgxr8p0kzio/phog8mis/
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【 2 飲む森林浴?】
間伐材を中心とした、日本初・
原材料100%(※1)が国産野生香木の
クラフトジン「フォレストジン」が
発売され注目されました。
(※1)ベーススピリッツ部分を除く
ボタニカル成分の100%。
一口飲めば、魅惑の森林旅行。
木で酔う「フォレストジン」、
日本の未利用木材を有効活用する
香木酒を開発したのは日本草木研究所。
原材料の100%に国産野生香木を使用、
その内訳は、スギ・ヒノキ・ナラ・
ネズミサシ・ハイビャクシン・コウヤマキ・
カラキ(琉球シナモン)。それぞれ山梨県、
和歌山県、埼玉県、沖縄県の山の木材を利用。
材料の一部は日本草木研究所自らで収穫しているそうです。
日本の国土は7割が山ですが、
木材自給率は41.8%。同時に多くの
国産間伐材が、その価格の低さゆえに
市場に出ることなく放置されています。
単に間伐材を使用するだけでは
本質的な国産木材の需要創出には
繋がりません。日本草木研究所では、
日本全国の林業従事者と直接取引する中で
定めたフェアトレード価格に準じ、
余剰間伐を正規価格で取引することで
林業従事者を支援し、日本の林業の
本格的な意味での活性化を目指していくそうです。
木に含まれる「フィトンチッド」という
芳香成分には精神安定効果があるという
研究があり、ラットの睡眠時に木の香りを
嗅がせると心地よい睡眠時に現れる
α波という脳波が20~30%増加するそうです。
また、木の匂いにはストレスで現れる
精神発汗を抑え、心拍数を安定に導き
安眠が得られるという研究報告も。
その他森林には、下記のような効果が
見込まれるそうです
・脳の前頭葉の活動が沈静化し脳活動がリラックスする。
・自律神経活動の副交感神経活動を昂進してリラックスさせ、
交感神経活動を抑制してストレスを軽減する。
・ストレスホルモンであるコルチゾール濃度を低下させ、
ストレスを減少させる。
・免疫能のうち、ナチュラルキラー細胞の活性を高め
抗がん機能を増強する。
まるで深い新緑の森の中で深呼吸した時のような
圧倒的な「森林感」を味わえるフォレストジン。
ヒノキの枝葉から抽出する鼻を抜ける
あおいフレッシュな香りや、
杉の林檎を思わせるたおやかな芳香、
そして神事でも利用される高野山の
霊木コウヤマキの酸味ある後味。
ハイビャクシンとネズミサシは
和製ジュニパーベリーとして機能し、
スパイシーで華やかな風味が引き立ちます。
日本草木研究所(合同会社山伏)は、
軽井沢・岐阜・高知をはじめ
各地に拠点を持ち、全国の里山に眠る
植生の可能性の発掘を行なっています。
目指すのは、日本の木々や
名も知れない野草たちが当たり前に
食卓や生活のなかに関わる日常の実現。
日本の原始的な食用植物資源の価値化は、
地方産業の活性化や持続可能な食材供給、
新たな国際競争力にもつながっていきます。
それらを実現するために全国の里山に入っては、
蒐集(しゅうしゅう)・記録・発表を繰り返し、
おいしい価値化を試行する日本草木研究所。
今後も、気を食べるプロダクトや里山ホールスパイス、
石鹸やルームフレグランスなどの
生活用品を随時ローンチ予定。
同時に全国各地で手に取り集めた
有用植物たちが一箇所に集まる
「生きた植物園」としての「見本山」を作るほか、
2022年に里山資源の新たな活用に賛同し
協力体制を築いてくれる山々と「相棒山」
として連携を目指しているそうです。
そうした活動を通して、植生や林業従事者の
状況により全国各地の山々と互いに
有益な関係の構築を志しているそうです。
『日本草木研究所』
調香師、プロデューサーの古谷知華氏と
クリエイティブディレクターの
木本梨絵氏を発起人として2021年に設立。
日本の木々や野草の食用として価値を高めるべく、
各地の山や森林に入って蒐集・記録を繰り返し、
その成果としてシロップや蒸留酒、
スパイスなどの商品開発を行なっている。
日本草木研究所HP
https://nihonkusakilab.com/
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【 3 くずし字OCR】
OCRという言葉をご存知でしょうか?
OCR(Optical Character Recognition、
オーシーアール)は、光学的文字認識を意味し、
文書画像に含まれる文字を読み取り、
テキストデータに変換するソフトウェアの総称。
手書きや印刷された文字を、イメージスキャナや
デジタルカメラによって読み取り、
コンピュータが利用できるデジタルの
文字コードに変換する技術のことです。
OCRの登場当初は、
手書き文字の認識の精度が低く
あまり実用的ではなかったのですが、
その後数年で技術は飛躍的な進歩を遂げました。
さて、2013年から、さまざまな文献に対して、
高い精度のテキストデータを提供する
「高精度全文テキスト化サービス」を
展開してきた凸版印刷株式会社が、
今年9月、スマートフォンで撮影した
くずし字の資料を、その場で手軽に
解読できるアプリを開発したと発表しました。
正式版のリリースは、2023年の3月の予定。
同社はこれまで、法人向け古文書解読支援システム
「ふみのはゼミ」などを提供していましたが、
「手元の古文書を手軽に読みたい」といった
一般利用者のニーズに対応するため
アプリの開発に着手したそうです。
また、日本国内に数十億点以上
残存すると推測されている古文書には、
循環型社会といわれる江戸時代の
生活の様子や災害の記録といった、
現代の社会課題にも直結する情報、
また、地域特有の催事や料理など、
観光資源の創出や地域の活性化につながる
貴重な情報が記されています。
しかし古文書のほとんどは「くずし字」で
書かれているため現代人にとって
判読が困難となってしまい、
当時の記録・文献を活用するさいの
大きな障壁となっています。
また、個人が所有している古文書は、
内容がわからないために破棄されるケースも多く、
解読されないまま災害などによる損傷や紛失、
焼失などのリスクにさらされた状態で
各地に眠っています。これらの課題を
解決する新たな手法として
くずし字解読アプリは期待されています。
Image:凸版印刷株式会社HP
くずし字には、手書きのもの
(書簡や証文、日記などの古文書)と
木版印刷物(版本や錦絵など)があり、
それぞれに文字の形や使われている字種が
異なります。アプリでは、手書きと木版の
それぞれに対応したAIによりくずし字を
解読するOCRエンジン(AI-OCR)2種類を搭載。
解読率90%の精度を誇るとしています。
アプリ内では、つなげて書かれた文字の
区切りの判別も含め、AIが自動でくずし字を
解読する「フルオートモード」、
1文字ごとに候補を提示し、ユーザーが
候補を選択することで詳細な解読が行える
「1文字モード」のふたつの解読モードの
利用が可能です。解読モードや
AI-OCRの切り替えは、大きく見やすい
ボタンによってPCやスマートフォンの
操作に不慣れでも手軽に解読できるそうです。
アプリは2022年9月より資料館や大学などと
連携した実証実験を開始。
2023年1月にiOS版アプリのベータ版を
公開し、3月に正式版をApp Storeにて
販売する予定だそうです。
凸版印刷では、研究機関などにおける
作業の効率化を図れるだけでなく、
個人の所有する歴史資料の破棄や散逸の防止にも
貢献できることを期待しているそうです。
以下の動画で、解読の様子を見ることができます。
YouTube AIで古文書解読!スマホアプリ開発中
https://www.youtube.com/watch?v=r3uGKawM66Q&t=4s
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【丸屋庄兵衛のひとりごと】
いいですねー「くずし字OCR」。
庄兵衛の自分でも読めないような下手な字も、
スキャンして活字体のプリントに変換出来たら最高です。
来年の完成が楽しみです(笑)
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