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2021年8月25日 vol.456 【週刊MARUMERU】 続いていくこと、変わらないでいること

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┗━━━┛2021年8月25日 vol.456
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続いていくこと、変わらないでいること

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1. シリーズこれも紙?15 ペーパーハンガー

2. エシカル

3. 60年変わらない

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週刊メールマガジン「まるメル」では、
皆さまからの疑問、紹介してほしい商品など募集しております。
tanaka@msmarusho.co.jp
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オリンピックが終わり、
お盆も過ぎ、8月も終盤ですね。

それにしても今年の夏も暑い…。
昼間の太陽の輝きは、
外に出るのが恐ろしくなるレベル。
ギラギラしています。

さて、最近、気になるのが、
野外で作業をする人たちが
着用している両脇?にファンのついた服。
なんだか異様に服が膨らんでいる人、
見かけますよね。

着心地はどうなのでしょうか?
一度、着用してみたいと思うのですが、
これを考えついた人も凄いなと思います。
洗濯は、どうするのでしょうか?

それでは今週も、「まるメル」vol.456をお届けします。

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【 1 シリーズこれも紙?15 ペーパーハンガー】

シリーズこれも紙?、
今回、ご紹介するのはハンガーです。

2019年、脱プラスチックの
思考や対策が浸透し、
代替素材として紙が注目を
集め始めていました。
一方で、森林保護の観点から
ペーパーレス化を進める風潮も根強い中、
新たな紙製品を世に送り出し
続けているメーカーがありました。
製品づくりにサステナビリティの
考え方を強く結びつけ、
アパレル分野などで新製品を
投入している株式会社山櫻です。

株式会社丸庄でも認証を受けている
FSC認証紙(※)や
間伐材を利用した素材の製品、
エシカルな新素材「バナナペーパー」を
利用した製品など、環境負荷の
低減を強く意識した製品ラインナップが充実。
顧客が意識せずとも自然と
エシカルにつながることを
目指した製品の拡充により2018年には、
「環境省グッドライフワード」の
サステナブル・ビジネス賞を
受賞しています。

そんな株式会社山櫻は、2019年8月、
ファッションブランド「クラウディ」と
共同で紙製のハンガーを開発、発表しました。
価格は、一般的なプラスチックハンガーの
3倍、紙製ですが「ハイエンド向け」を
強く意識し、繰り返し使える
強度を持った製品でした。

 

素材は、すべてFSC認証紙で、
クラウディの「Bye plastic」という
コンセプトにも呼応。しかし、
山櫻として脱プラスチックを
大きく掲げていたわけではなく、
続けてきたこと、考え方を
製品として形にした時に、
たまたま脱プラスチックと
掛け算になったそうです。

株式会社山櫻は、その後、
新ブランド「rik skog
(リーク スクーグ、スウェーデン語で
「豊かな森」の意)を立ち上げ、
ハンガーだけでなくショップ向けの
紙バッグや、POPにも利用可能な
収納箱などを展開。単に脱プラ、
エシカルだけでなく、
紙だからこその価値を
掛け合わせて提案することで、
アパレル関係者からも
大きな反響があったそうです。

(※)FSC認証
持続可能な森林活用・保全を目的として
誕生した「適切な森林管理」を
認証する国際的な制度。認証を
受けた森林からの生産品による
FSCロゴマークがつけられます。

FSC認証紙でできたエシカルハンガーは、
下記のサイトで、販売されています。
ご興味のある方は、こちらへ
Rik skog ONLINE STORE
https://rik-skog.shop/

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【 2 エシカル】

上記、ペーパーハンガーの
トピックでも登場した「エシカル」。
ここ数年、よく見聞きするように
なった言葉ですね。

私もなんとなくわかったように
聞いていましたが、では、
「エシカルって、なに?」と
聞かれたら、ちゃんと
答えられそうにないので、
調べてみることにしました。

エシカル(ethical)とは、
「倫理的」「道徳上」という意味の
形容詞で、「法律などの縛りがなくても、
みんなが正しい、公平だ、
と思っていることを」示します。
近年は、英語圏を中心に倫理的活動を
「エシカル○○○○」と表現し、
エシカル「倫理的=環境保全や社会貢献」
という意味合いが強くなっています。

さて、エシカルが使われる
言葉でよく見聞きするのが、
エシカル消費という言葉。
エシカル消費は、その商品を
購入することで環境や社会問題の
解決に貢献できる商品を購入し、
そうでない商品は購入しないという
消費活動を指します。日本語表記では、
倫理的消費とすることもあります。

中でも最も注目されている
商品カテゴリとしては、
エシカルファッションが挙げられ、
エシカル消費をおこなう消費者を
エシカルコンシューマーとも呼びます。
1989年には、イギリスで専門誌
「エシカルコンシューマー」が
創刊されました。
「エシカル」というキーワードの
Google検索数は、年々増加していて
特に20代、60代の男女の関心が
高いという調査結果があります。
日本では、2014年に
「日本エシカル消費推進協議会」が
設立され、2015年には消費者庁に
エシカル消費の研究会である
「倫理的消費調査委員会」
が設置されました。

さて、以下のような過程で
作られた衣類、ファッション雑貨や
アクセサリーおよびそれらを
重視したスタイルを
エシカルファッションと呼びます。

●素材の選定、購入において、
テキスタイルであれば
オーガニックコットンや
天然染料を用いたものを使う、
皮革であれば食肉の副産物を利用する、
浄化システムを完備した工場で
作られた素材を使う、金具パーツで
あれば紛争の資金源になるような
メタルは使わないなど

●企画・デザインにおいて、
材料の無駄が出ないような
デザインを心がける、
大量生産や廃棄を促進する
ファストファッションでなく
定番のアイテムを
企画・デザインするなど

●製造において、
フェアトレード(※)や
環境負荷の低減などに配慮する、
手仕事や伝統技法を多用するなど

エシカルファッションのルーツは
1960年代ごろに生まれた
ヒッピーファションや
自然派ファッションにさかのぼるようです。
欧米を中心に普及してきましたが、
2013年のラナプラザ崩壊事故(※)により
世界的に大きなムーブメントとなりました。
エシカルファッションは、
様々な課題を抱えつつも、
次世代のファッションのあり方として、
確実に注目を集めていて、
市場規模は世界的に成長しています。
日本においては、まだまだ市場が
大きいとは言えませんが、
これらのコンセプトに則った
ブランドが少しずつ出はじめ、
注目されています。

いかがでしょうか?
今後、ますます、
エシカルという言葉を
目にする機会が増えそうです。

(※)フェアトレード
最低価格の保証、フェアトレード・プレミアムの
支払い、長期的な安定した取引、前払い、
児童労働・強制労働の禁止、安全労働環境、
民主的な運営、労働者の人権を守るなど、
発展途上国の原料や製品を適正な価格で
継続的に購入することを通じ、
立場の弱い途上国の生産者や労働者の
生活改善と自立を目指す運動。

(※)ラナプラザ崩落事故
バングラディッシュで、縫製工場の
入ったビルが倒壊し1129人が死亡した産業事故。
多くの世界的に有名なブランドの製品が
作られていたが、ブランド側は彼らの
劣悪な労働環境を把握してませんでした。

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【 3 60年変わらない】

「カステラ一番、電話は二番、
三時のおやつは文明堂」
カステラ・洋菓子を
製造・販売する老舗「文明堂」の
CM「文明堂豆劇場」は多くの人が
一度は見聞きしたことが
あると思います。
同CMが初めてテレビ放送
されたのは1962年のこと。
その後、マイナーチェンジは
あったものの、実に59年の間、
ほぼ変わらない姿でお茶の間に
流れ続けているそうです。

この超ロングランCMが
生まれた背景、また、「変えない」で
いることにはどんな意図が
あるのでしょうか?

5体の仔グマが現れ、
「天国と地獄」をアレンジした
軽やかなピアノとともに
カンカンダンスを踊り始める…。
お馴染みのCMが誕生したのは、
日本にテレビが普及し始めた1962年。
当時、NHKの番組に出演していた
オーストラリア人のバーグ夫妻が
行なっていたマリオネトショーから
着想を得て、実際に夫妻に制作を
依頼してこのCMは作られたそうです。

当時は、高価なお菓子という
イメージのあったカステラ、
一般家庭への消費拡大を図る目的で
最先端だったテレビに着目。
人形劇は、子どもにわかりやすく
人気のコンテンツ。当時は、
街頭テレビなどがあった時代で
お子さんが足を止めると、
親御さんも一緒に足を止めるため
そこで、カステラをアピールする
という狙いもあったようです。

さて、広く知られることになった
文明堂豆劇場ですが、視聴者からは
踊るぬいぐるみに関して
「あの動物はいったいなに?」と
疑問の声が寄せられることも
多かったそうです。
当初、バーグ夫妻は、ネコとして
制作し演じていましたが、
多くの視聴者はクマと
捉えてしまったそうです。
同社が行なったアンケートでも、
半数以上がクマだと認識していました。
現在は、正式に仔グマということに。

有名なCMソング、
「カステラ一番、電話は二番」は、
文明堂を東京に進出させた
宮崎甚左衛門氏が生みの親。
当時、赤坂二番の
電話番号を取得したことが、
CMソングにつながったそうです。

約60年、日本のお茶の間に
流れ続ける文明堂のCM、
これまで何度か、少し違う
CMを流したりしたようですが、
その都度、お客様から
「変えないでほしい」という
声が届いたそうです。そして、
1994年に初代バージョンを
リメイクし、そこからは
まったく変えることなく
現在に至るそうです。

この60年、日本の社会も、
消費者の好みも大きく
変化していくなか、
文明堂はCMを変えない
という選択をしました。
そこには、老舗の文明堂が、
今も元気にやっていますという
メッセージを届けたいという
思いがあるからなのだとか。
仔グマのぬいぐるみは
バーグ夫妻の手作り、
文明堂もずっと変わらず、
手作りでていねいな
製造を続けています。
そんな思いをこのCMで、
感じていただけたらと
いう思いがそこには
あるそうです。

約60年、変わらない。
続けること、
変わらないでいること、
大変なことだと思います。

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【丸屋庄兵衛のひとりごと】
「文明堂豆劇場」CM庄兵衛もよく知っています。
曲は馴染んでいますが、動画のほうがぼけていて(前からかな?)
新しく作り直したほうがいいんじゃないかっていつも思ってたんですが、
そういういきさつがあったんですね。
それじゃー、作り直せないですね(笑)

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