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┃＼＿／┃株式会社丸庄メールマガジン「まるメル」
┗━━━┛2020年9月30日　vol.410
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※こちらのメルマガは、過去に株式会社丸庄（以下弊社とする）
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ヤモリの足

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1. 貼ってはがせる…

2. シリーズこれも紙？006　グリル

3. あなたのための香り

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今月の21日から、
今日30日までの10日間は、
秋の全国交通安全運動の実施期間。

自動車普及にともなう
交通事故の急増を受けて、
1955年から政府の重点施策として
交通事故防止対策本部（※）が
中心となって実施。
交通対策本部の定める
要領に基づいて
日本全国で実施される
交通安全に関する
啓発活動期間となっています。

また、本日9月30日は、
「交通事故死ゼロを目指す日」でもあります。
（※）1962年からは「内閣交通対策本部」

それでは、今週も「まるメル」vol.410をお届けいたします。

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【 1　貼ってはがせる…】

貼ってはがせる付箋、
ポスト・イットといえば、
アメリカのスリーエム社の商標です。
1980年に世界初の糊つき
付箋紙として発売されました。
誰もが知る文房具の
ひとつではないでしょうか。

さて、このポスト・イットの
誕生は偶然の産物だったことを
ご存知でしょうか？

1969年、スリーエムの
研究員スペンサー・シルバーは、
強力な接着剤の研究を行なっていました。
その研究の過程で、彼は
奇妙なものを発見します。
表面に軽くくっつくものの、
しっかりとは接着しない接着剤です。
目指していたものとは、
まったく異なる性質のものでした。

シルバーが発見したものは、
マイクロスフィアと
呼ばれる接着剤で、
粘性は保持するものの、
「はがすことが可能な性質」も
持ち合わせていたため、
貼りつけられた表面から
簡単にはがすことができました。

普通ならば失敗作として
扱われるその接着剤から、
別の研究員アート・フライは、
「賛美歌集のしおりとして使えるのではないか」
というアイデアを閃きます。
それは、奇妙な接着剤が
生まれてから5年後のことでした。

フライは、その「糊のついたしおり」を
製品化することを考えます。
そして、製品開発を進める過程で、
フライはさらに重大なことに気がつきます。
貼ったりはがしたりできる機能を
備えたまったく新しいメモ・ノートして
社内でのコミュニケーションツールとして
使えるのではないかということです。
これが、ポスト・イット誕生の瞬間です。
1980年、ついにポスト・イットは、
全米で発売されることになりました。

シルバーが意図せず作りあげた
失敗作の接着剤とフライの熱意により
ポスト・イットは誕生したのです。
その後、ポスト・イットは、
世界中に普及していきます。

さて、貼ってはがせると言えば、
ヤモリの足の裏にヒントを得た
接着テープ「ヤモリテープ」が気になります。
これは、生物や植物などの持つ構造や仕組み、
形状などを工業製品に応用しようとする
生物模倣技術（バイオミメティクス）の
研究、製品開発により日東電工が
2012年に開発しました。

ナノテクノロジーの進化で、
生物が持つ微細構造を忠実に
真似ることができるようになったことが

技術開発を後押ししたそうです。

日東電工が開発したヤモリテープは、
直径数ナノ～数十ナノメートルの
カーボン・ナノチューブを
1平方センチメートルあたり
100億本の密度でびっしりと並べたもの。
せん断方向の接着力に優れ、
わずか1平方センチメートル程度の
面積のテープで500グラムを
保持できるそうです。
これは、ヤモリの接着力の
8割強程度ですが、実用的な
接着テープとしては遜色なく、
それでいてめくれば簡単に
はがすことができます。

従来の粘着テープのように
粘着剤が残ることもなく、
テープ自体も繰り返し
利用することができます。

開発当時、カーボン・ナノチューブを
使うことから、高価で大量供給が
難しいという難点があり、
利用分野が限られていました。
現在も大量供給には至っていないようですが、
手軽に使えるようになれば、
用途は様々にありそうです。

壁や天井などを自由に歩き回るヤモリの足は、
世界の接着関係の技術者が競って
研究開発を進めてきた対象です。
ヤモリの接着の仕組みが解明されたのは、
2000年頃のこと、その後、2005年頃から、
工学的に応用する研究が
大きく進展したそうです。

下記で、ヤモリテープを使った
ある試みの映像が紹介されています。
興味のある方は、ぜひ。
https://www.youtube.com/watch?v=J6h1e4ewAYQ

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【 2　シリーズこれも紙？006　グリル】

食欲の秋ですね。
みんなで楽しめるBBQを
計画されている方も
いらっしゃるかもしれません。
でも、道具を用意するのが面倒、
準備や片付けが
大変だったりしますよね。

そんなBBQのストレスを軽減してくれる
アイテムを制作部のメンバーが
教えてくれました。
しかもダンボールの紙製です。

こちらのクラフトグリルは、
簡単に組み立てることができる
使い切りのBBQコンロ。
BBQやキャンプなどで使う
コンロや炭と同じように、
アウトドアシーンでの
調理に使えるアイテムです。

ダンボールなどの
天然素材でできているため、
重さは約1Kgと軽く、
A4サイズより少し大きい程度の
コンパクトさでトートバッグなどに
入れて持ち運べそうなサイズ感です。

組み立ては、取説に従って、
ダンボール素材を数カ所
はめ込むだけなので道具は不要。

セットをしたら黒くて丸い竹炭に着火。
自然と他の炭にも広がるので、
着火箇所は4角だけでOKです。

約5分待って炭全体が白くなったら、
竹串のグリルを乗せます。
後は、食材を焼いて食べるのみ。
約60分間、熱をキープできる
クラフトグリルは、短時間で
一気に調理するのではなく、
分厚いステーキ肉やエビなどを
均一な温度でじっくり加熱。
遠赤外線で中までしっかり焼けます。

北欧デンマーク生まれの洗練されたデザイン、
すべて天然素材で作られたグリルは、
緑に囲まれた風景に馴染みます。
しかも環境にやさしい。
大がかりなキャンプ用品とは違い、
1回使い切りのお手軽さもポイント。
山や川でのキャンプだけでなく、
休日のベランダBBQや、
ピクニックに持ち出したりと
手軽に楽しめるそうです。

こちらのグリルを開発した
Casus社の社長は、
アルプスの山中で捨てられた
アルミのインスタントグリルを見て
心を痛めたことをきっかけに
全てリサイクル可能な
「地に還る素材」のクラフトグリルの
開発を思いついたそうです。

通常は金属を使われがちな
グリル部分も土に還る竹素材を使用。
優しい火力なので、
調理中に焦げ目がついても
燃える心配はないそうです。
本体に使われるのは、
森林の環境保全に配慮した国際機関、
FSC認証のダンボール。

人々に、より健康的でエコロジカルな
生活の意識を持ってもらいたい、
そうした製品を作り続ける
会社でありたいという思いを込めて、
すべてが天然素材の
インスタントグリルを
全世界に向けて発信したそうです。

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【 3　あなたのための香り】

近頃、自分好みに
パーソナライズできる
シャンプーやスキンケア用品などが、
注目されているそうです。

そんな中、印刷部のメンバーが、
こういうのもありますよと
教えてくれたのが、
「あなたのための香りをクリエーションする」
ことを目指すオーダーメイド香水ブランド
「LIBERTA PERFUME（リベルタパフューム）」。
Webサイトの質問に答えると
「あなたのための香り」がわかり、
自分や贈りたい相手にぴったりの
香りがレコメンドしてくれます。

リベルタパフュームでは、
香り専門のスタートアップ企業
ヤマネコ株式会社が、オーダメイド香水を
手がけてきた知見を活かし、
約10万件を超える香りの
プロファイリングデータをもとに
独自のアルゴリズムを開発。
「好みの香り」「なりたい雰囲気」
「いつもつける香水」のほか、
「体温の高さ」「食生活」など
20項目の質問に回答すると、
本質的に似合う香りが提案されます。

提案した香りについては、
つけた時から、数時間後までの
香りの変化に加え、
どの部位につけるのか、
つける量、タイミングなどが
解説されます。

簡単な質問に答えるだけで、
あなたのための香りを
無料で診断してくれるので、
興味のある方は、
試してみてはいかがでしょうか？
私も試してみましたが、
どんな香りなのか
思わず購入したくなります。

このオーダーメイドの香りは、
数少ない香水専門工場で、
一本一本職人により丁寧に
製造されるそうです。
また、処方は、シリアルナンバーを
つけて大切な記録として保管され、
いつでもリピートや新しい香りの
相談が可能だそうです。

LIBERTA PERFUME
https://liberta-perfume.com/top

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【丸屋庄兵衛のひとりごと】
いいですね！
「好みの香り」「なりたい雰囲気」の香りなんて。
それもシリアルナンバーを付けて、
大切な記録として保管されるのでしたら、
若い頃の庄兵衛香りも復活できるかな (笑)

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